日経DUALに掲載されていた、こんな記事を目にしました。
気になるその詳細は、ぜひ上記リンク先からご確認ください。
こちらでは記事を読んだ上での個人的な感想を書いていきます。
親であれば、誰もが我が子に幸せになってほしいと願っていると思います。
そしてお金が全てではないかもしれませんが、生活する上で困ることのない「稼げる大人」になってほしいという思いもあるのではないでしょうか。
では、現在「稼げる大人」になった人たちは、子供時代にどのように過ごしていたのか? が記事中には書かれています。
「稼げる大人」は読んでいる
まずは、読書体験について。
記事中より引用します。
昔話、絵本、マンガはプアで最も高く、それ以外はリッチの経験頻度が最も高くなっています。
(中略)
「本を読んだこと(マンガ以外)」は、普通とリッチの段差が大きいですね。読書が高い教育達成につながり、高給が得られる職業に就くことができた。
単純に考えると、こういう経路が想起されます。
(中略)
読書は成人後の成功可能性と結びついているかもしれません。
勉強ができるようになるとかいう、せせこましいことではなく、物事の本質が分かるようになりますからね。
法律でも、「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものである」と言われています(子どもの読書活動推進に関する法律第2条)。
職業柄、本は大好き!
本が自身の教養を深めることは一般的にもよく知られていることなので、我が子にも本好きになってほしいと願うご両親も多いはず。
そのためには、毎日の読み聞かせはもちろんのこと、親自身が読書している姿を見せるのも大切だと思います。
「稼げる大人」は自然体験、お手伝い経験が豊富
自然体験やお手伝い……ちょっと意外かもしれませんね。
どうやら机の上に張り付いてお勉強をすることが正解ではないようです。
こちらは、どの項目もリッチの数値が最も高くなっています(赤字)。
どれも「プア<普通<リッチ」というように、現在年収とリニア(直線的)な相関です。黄色マークは、リッチの率がプアの2倍以上の項目です。
一番下の掃除の手伝い経験は、プアが12.9%、普通が17.4%、リッチが26.4%ですか。差が大きいですね。「体験が人を育てる」とはよく言ったものです。
稼いでいる人の子ども期は勉強三昧だったかと思いきや、データで見るとさにあらず。
随所で言われていますが、お子さんには色々なことをさせたほうがいいのではないでしょうか。
視界も広くなりますし。
(具体的にどのような体験を指すのかは、日経DUALに掲載されている集計表をご覧ください)
著者の舞田先生のコメントはこのとおり。
「稼げる大人」の子供時代はガリ勉ではなかった、としています。
- 海や川で貝を取ったり、魚を釣ったりしたこと
- 太陽が昇るところや沈むところを見たこと
- 星空いっぱいに輝く星を見たこと
ただ思うのは、取り上げられているこれらの自然体験(一部)って、居住地域にもよりますが、日常生活の中で体験させるのはなかなか難しいです。
ということは、親があえて連れて行った可能性が高い。
つまり、「稼げる大人」の親御さんの教育に対する意識が高かったと言えるのではないでしょうか。
「稼げる大人」は海外観光旅行経験が豊富です
海外旅行経験……これは本当に差が出ます。
各家庭の考え方による部分も大きい部分ですし。
例えば趣味としての読書、美術鑑賞、海外観光旅行の経験率が、家庭の年収によってどう違うかをグラフにすると図1のようになります。10歳以上の小学生のデータです。
(中略)
いずれも、年収が高い家庭の子どもほど経験率が高くなっています。海外観光旅行の経験率(過去1年間)は、年収300万未満では0.6%ですが、1500万以上では17.7%、実に30倍近くの差です。
自然体験に通じる部分ではありますが、「稼げる大人」の親は積極的に子供にさまざまな体験を提供していると言えそうです。
海外旅行もその一環というわけですね。
確かに、以前私が読んだこの本にも、家族旅行のメリットは書かれていました。
東大生の家庭はお金持ちが多いという話もよく聞かれ、収入格差=教育格差(=体験格差)が叫ばれる昨今。
我が家のような平均収入夫婦共働き家庭がわが子を「稼げる大人」にすることは諦めなければならないのでしょうか?
記事の終わりに著者は提言しています。
これから先、大学入試も人物本位の面接等に重きが置かれるそうですが、そうなったとき、この問題はますます色濃くなるでしょう。
面接でのしぐさ、立ち居振る舞い、話題の豊富さ…。
ペーパーテストにも増して、家庭環境による体験格差の影響が出てきます。
学校の特別活動は、これを是正するのに一役買わないとなりますまい。
まずは、学校で「体験格差」を是正するような試みを行いましょう、とのことです。
ただしこの点に関してもすでに私立・国立と公立では大きな差が生まれています。
国立や私立の学校では宿泊学習や自然体験学習の機会が多いなと周囲を見ていて感じます。
公立の学校はキャンプやワークショップの案内を時々持ち帰ってくる程度。
それに参加するか否かは結局親の姿勢にかかっているのです。
そして……
まあ楽観的な話をしますと、今はインターネットがありますので、世界の名所や美しい風景などは、自宅に居ながらにして見放題です。
写真(静態画)だけでなく、動く動画も見ることができます。分からないのは「匂い」くらいでしょう。パソコンやネットに早い段階から触れさせることには懸念も多いのですが、画面の向こうに広がる世界は無尽蔵。
子ども期の体験格差を埋めるツールとして、この文明の恩恵を使うのは大いに結構なことだと思います。
むろんフィルタリングなど、有害情報の遮断はしたうえで。
体験格差を埋めるツールになりうるとして、ネット活用を推奨しています。
「分からないのは『匂い』くらい」
だそうです。
個人的にはこれには異論あり。
写真や動画で「行った気になる」のと「実際に行く」のは大違いです。
- 実際に現地のお金を使って買い物をし、国によって物の価値は違うことを知る。
- 現地の食事をいただき、各国の食文化を体験する。
- フライト時間で日本と現地の距離を感じる。
- 宿泊先でホテルのホスピタリティに感動する。
などなど、行かないとわからないことはたくさんあります。
確かにインターネットでそういうものがあるんだと「知る」ことはできるので、「行く」動機を喚起させることはできるかもしれませんが……。
「稼げる大人」にするために親ができることとは?
ここまでで、「稼げる大人」に育てるために親がしたほうがいいこと、がなんとなくおわかりになったと思います。
ところが。
様々な経験をさせるにも先立つもの(つまり、お金)が必要です。
我が家では「旅育」と称して家族旅行を楽しんでいますが、そのすべてを現金で賄えるかと言われればはっきりとNO! と言えます。
悲しきかな、それが現実です……。
我が家はすでに自然体験・家族旅行の予定がいくつか決まっています。
- 2017 夏 ファミリーキャンプ
- 2017 秋 ハワイ(母子3世代旅行)
- 2017 冬 マカオ~香港~大阪
- 2018 春 シンガポール
- 2018 夏 ハワイ
小学生の息子がいるということもあり、いずれの日程も旅行のハイシーズン。
相当な金額がかかることは容易にご想像いただけると思います。
ところが、マイルのおかげで旅行費用の大部分を占める航空券代は無料(燃油サーチャージ、諸税等を支払う必要はあります)にすることができました。
そして、SPGアメックス(スターウッド・プリファーゲスト・アメリカン・エキスプレスカード)所有によるホテルの無料宿泊特典利用により、ホテル代も無料にできる環境を作りあげました。
よって、上記のような多様な体験を子供たちにさせることができます。
陸マイラー活動は、何も特別な知識は必要なく、誰にでもできる活動です。
単なる個人の趣味・娯楽だけでなく、教育上とても役立つものだと私自身が実感しています。
そして、「稼げる大人」は子供時代に読書、自然、お手伝い、旅行体験をたくさんしているとデータが物語っています。
皆さんは親としてどのような選択をしますか?
さぁ、皆さんも一緒に始めませんか?
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以上、お読みいただき、ありがとうございました。
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改めまして、11歳、6歳の兄妹を育児中のあやちんです。
私は編集者として約20年間出版社に勤務してきました。
刺激的な毎日でしたが、朝から晩まで仕事、週末も取材活動などで仕事、家にいても会社からのメールや着信で仕事……とにかく仕事に縛られてきました。
でもそれは、夫と子ども達を守るためだから仕方がないのだと諦めていました。
生きていくため、そして子どもに満足な教育環境を与えるためにはお金が必要です。
もう少し自由な職場に変えたいと思っても40代・子持ちでは転職市場でもお荷物でしかありません。
こうなったら自宅で稼げるようになるしかない。
そんな時にふと覗いたYouTubeで知ったのがネットビジネスでした。
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