ダンスィの国語力に打つ手はあるのか？

兄さんが通っている塾の宿題は、算数の計算ドリルと国語の総合問題集です。
漢字、読解（物語から説明文、詩）とバランスよく盛り込まれており、親としては気に入っています。

ただ、この中の読解問題の解き方を見ていて戦慄しました。
だって、題材となる文章をきちんと読んでないんだもの。
正しくは「なんとなーく」流し読みしただけで、わかった気になり、どこで覚えたのかよくわからない謎のテクニックで回答しようとしてるんです。

そりゃあ間違えるだろうよ。
まったくもうトホホな事態です。

もともとなんでも多読する割に国語力が微妙なのが気になっていましたが、むしろ今わかったのが幸いだと思い直し、対策を打つことにしました。
しかし、兄さんの家庭学習にこれ以上ドリル類を増やしたくないので、書かずにすむ方法で。

まさかの◯◯用教材投入

そこで見つけたのがこちらの教材。
５分間程度で１つの話を読み聞かせ、その後クイズのように内容を確認する問題を出し、どの程度内容を把握しているのか確認することができます。

1話5分の読み聞かせお話集〈1〉

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日本学習図書 2014-04

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この教材は小学校受験用の問題です。
当時はこぐま会の似たような教材を利用していましたが、こちらは「アラビアン・ナイト」「アンデルセン童話」「イソップ寓話」「グリム童話」「日本の民話」「各国の昔話」「偉人伝」などなど子供たちにとっても馴染み深い題材で構成されているので、購入してみました。

小受ということは年長のお子さん達が対象ですから、兄さんができないことはない……はず。
キミ自身、年長時代に「お話の記憶」さんざんやったよね！？（笑）
まぁ当時からペーパーで一番苦手な分野がこの「お話の記憶」なので、それを小３現在の今でも引きずっている形になるのですが、であればそこまで立ち戻って、話を正しく聞き取る力を付けてほしいと思った次第です。
それがいずれ話を正しく読み解く力、そして書き出す力に繋がるような気がしています。
それに今なら兄妹で楽しく取り組めると思いますし。

小学校受験の定番領域として出題されることの多いこの「お話の記憶」。
それにはきちんとした理由があるのだと思います。
私は幼児教育好きではあるものの、幼児教育のプロではないので大きな口は叩けませんが、「お話の記憶」は単にお話を覚えることが要求されているわけではありません。
この単元では、お話を聞いて、覚えて、指示を理解し、正しく行動することが求められます。
これって何も特別なことではなく、私たちが日常生活でしていることと同じだと思いませんか？

また、以下の記事で紹介した『勉強しなさいと言わずに成績が上がる! すごい学習メソッド』にて著者の藤野先生は、すべての学力は国語力がベースであることをこれでもかと解いておられます。